ゼミ&家庭教師の日

今日は、昼からゼミがあった。

minimum makespan についてだった。
最近、ゼミに対するモチベーションが高い。
どうせ役に立たないからという考え方を捨てたことが功を奏しているよう。

以前はゼミに参加する際に、自分自身でゼロから考えていたのだが、今は、発表者の説明についていくことにした。
そして、ノートを取ることにした。
このノートを取る行為が、見事にはまった。
分からなくなったところには、すぐに戻ることができるし。
図で理解する必要があるところなんかも、イメージがつきやすい。
以前だと、途中で話が分からなくなると、それ以降の話が全く分からなくなるという状態が続いていたが、
今は、分からない部分はあっても、「そこが分かったとしたらどうなる?」
「その部分の証明は分からないが、その定理を使うと、後でこういうことが言える。」
という風に、なんとか歯を食いしばってついていっている。
やっぱり、モチベを高めることがよかった。
ゼミが楽しくなってきた。


ゼミの後は、家に帰って家庭教師、例の高専の子に教える。
今日は、数学と物理を教えたけど、
いやぁ。高専ってのは、教えていることのレベルが高いです。
マクローリン展開」、「テイラー展開」、「級数の収束半径」なんて言葉がどんどん出てくる。
この子が分からないのも仕方ないのかも、
しかし、もっと驚いたのは、教えることのできる自分だ。
マクローリン展開」とか「テイラー展開」とか一回生の時に、微分積分の授業で習っているはずだが、僕は、大学の授業にはまったく出ていない。
テストが、とある数学家の歴史についての感想文を提出すれば良をくれる先生を好んで選んでいた。
そんな僕が、すごくイメージをしやすい(正しいかどうかは、実は自信がない)説明をしている(←自画自賛

例えば、
”「マクローリン展開」って奴は、f(x)って関数があったとするよね。そして、このf(x)が多項式であると仮定したら、どういう係数の多項式になるのかってのを求めることなんよ。”
以下略
その他、例を色々交えて教えることに成功。
生徒は、かなり満足してくれた。
気になったのは、ノートにそういう概念的なことが書かれていないことだった。
まさか、学校の先生は、知らないのかなぁ。
最近、学校の先生の学力に疑問を感じています。
式を変形しているだけじゃなくて、その式を変形する意味を教えてあげないと、どっちの方向に向かって走っていけばいいのか分からないもん。

それから、工学的視点で数学を教えるということも必要なのかもしれない。
マクローリン展開について言えば、f(x)というのが、xが時間変数のなんらかのシステムを表しているとする。
f(x)について、いくつか点を取ることは比較的簡単だったりする。また、その微分の具体的値をとることも簡単であるとすると。
得たいの知れないf(x)という関数が、多項式に近似でき、将来の動きが予測できるのである。

(↑なぜそんなことがいえるかというと、多項式の係数をf(x)の具体的な値,f(x)の微分の具体的な値から求めることができるからである。)

おそらく、この文章を読んだ方はあまりわからなかったと思う。
伝えたいことを言うと、
工学的応用のために、マクローリン展開をするっていう視点を加えたらいいんじゃないかなってことです。

あぁ。今日は、結構頑張った感がある。
電車で簿記の勉強もやったし、6月の試験は諦めたと言ったが、今からやれるだけやってみようと思う。
ちなみに工業簿記はゼロ勉です。

用語説明…ゼロ勉とは、勉強時間ゼロを表します。
って何説明してんだか!!